クラウドファンディングの良い例悪い例

2020.06.26
クラウドファンディングの良い例悪い例

Jリーグ鹿島アントラーズが鹿島市の協力を得てふるさと納税型クラウドファンディングを立ち上げました。

鹿島が「御礼」として用意した人気なのが、スタジアムに寄付者の名前を残す5万円のコース。

愛するクラブを支えた爪痕を残したいとの愛情の表れでしょうか。

スタジアムや練習場の施設建設の為に利用されることがあっても

クラブ支援の為に運営されるのは稀とのこと。

ふるさと納税も元をたどれば税金であり、使徒には襟をただす必要があるからです。

鹿島アントラーズと行政である鹿島市、そして住民やアントラーズファンが永年築いた絆・連帯感が感じられます。

鹿島全体の挑戦としてとても応援したい良い例です。

一方、地元四日市市が展開したクラウドファンディングの「さきめし券」。

世界を襲う未曽有の新型コロナウィルスの中、

主に商店街の飲食店を盛り上げようと500万の目標設定額を設けて立ちあがりました。

一番人気なのは、1万円のさきめし券。

使用有効期限はあるものの、1万円購入で、なんと14000円分のさきめし券が付いてきます。

(4割分4000円は市が負担するという券。)

売上は3億弱まで跳ね上がりメディアにも多く取り上げられて、今や他市にも広がっている様です。

一見すると良い例として見られがちですが、

上限を設けなかった為に約1億円の税金が飲食店のみに支援される事、

お店を救済するという趣旨から離れ、得するから買わないと損という風潮が早い段階から広まった事、

他市からの購入も可能な為、4割補填分はフリーライド(ただ乗り)が発生しやすくなる事、

仲の良いお店同士が結託し、上限75万をお互いに持ち合うモラルハザードが起きやすくなる事、

クラウドファンディングという名前を借り、その横文字に今風さが加味され中身がわかりづらくなりますが、

れっきとした税金の支出枠。その使い道に襟を正す必要性はわが街四日市には大いにありそうです。

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