協調の方程式

2021.01.18
協調の方程式

日経新聞の新春号
日曜日の「サイエンス」版に3回に分けて特集が組まれた「協調の方程式」。
なるほどな~と頷きながら、上中下とも読まさせて頂きました。
中でも、これぞ理想的なチームワークと取り上げられたのは
2020年12月に小惑星のかけらを収めたカプセルを持ち帰った
「はやぶさ2」の成功。
そこには誰もが気軽に失敗のリスクを口にする職場環境があり、
一方で、成功を前提に計画を完遂したシステム専任のNECチームもいました。
好対照のチームが融合したからこそ偉業を成し遂げたそうです。
アリがもたらす餌運びのシステムも、自らを含めた群れ全体の効率化を生む
社会ルールが自然と生まれたのだそう。
私が以前から言っている
「協力ある群れは優秀な個を超える」と重なります。
協調とは真逆であるのは、
昨今の米国と中国による覇権争いや、
気候変動による先進国と発展途上国との対立、
人種問題や格差問題、
上げたらきりがありません。
この特集の最後の言葉。
「協調とは、大きな集団に埋もれたり従順すぎたりする行為とは違う。
協調の方程式があるとしたら、集団に加わりながらも、個人や少数派が存在感を
発揮していく事」。
集団の一部に徹ししすぎると、国同士の摩擦や社会の分断に繋がりかねないと
の事。
価値観が一気に変化しそうな世の中。
新型コロナウィルスが蔓延する中、存在価値を考え昨年12月に当社の理念も一新しました。
「協調とは何か」
2021年の始まりです。
 
 
 
 

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